仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)の価格は過去2ヶ月間で9000ドルを合計8回割り込んでいる。しかしこれは全て反発する力強さを持って回復している。

仮想通貨アナリストCryptoKea氏によると、200日移動平均線(DMA)を回復すれば、ビットコインは上昇トレンドを維持できるとしている。

「BTCは数日前に強気チャネルの下限を割り込んだ。強気の上昇トレンドは危機に瀕しているのか?私の意見では価格が1×1(1期間先に進めた)の200DMA(現在9234ドル)を価格を回復すれば強気トレンドは維持されると考える」

DMAはDisplaced Moving Averageの略で、移動平均線をある期間分、前にずらしたもの。テクニカル分析でトレンドの方向性や反転するタイミングを見極めるために使われる。

(出典:CryptoKea「ビットコインの価格動向」)

9200ドルのサポートレベルが鍵

5月13日以降、9200ドルはビットコインの強力なサポートエリアとして機能している。ビットコインは5月下旬に8600ドルまで下落したが、すぐに9200ドルまで回復した。

短期的にはビットコインの将来のトレンドを決定づける2つのレベルがある。それが9000ドルと9200ドルだ。もしこの2つのレベルが維持されれば、ビットコインが回復し新たな上昇トレンドに向かう可能性が見えてくる。

しかし、9000ドルと9200ドルがレジスタンスレベルになった場合、トレダーは第3四半期が調整局面に入ると考えている。

ビットコインの価格はサポートレベルを下回っても、すぐに回復すれば勢いを取り戻すことができる。例えば5月の第1週にはビットコイン価格は9000ドル付近を推移していた。これは8800ドルという200日DMAより上の値だった。

DMAの上で推移したビットコイン価格は最終的に10440ドルの高値まで上昇した。ビットコインは複数年のレジスタンスレベルである10500ドルを超えられることはできなかったが、短期的には強気の上昇を見せた。

CryptoKea氏は当時、以下のように述べていた。

「BTCは強気チャンネル(黄色)のサポートラインである1×1の200DMAで安定している。持続的な強気の上昇トレンドの準備ができており、歴史が繰り返されるならば、価格は現在のレンジである8800ドル〜13600ドルのチャネルに1年以上とどまる可能性がある。」

同様に、ビットコインには今後数週間に2つのシナリオが考えられる。

第一がビットコインが9234ドルを回復し、9500ドルと9900ドルへの上昇を開始すること。第二が9200ドルと9000ドルで拒否され、8000ドル台まで下落し、9200ドルと9000ドルがレジスタンスとなることだ。

(出典:TradingView「ビットコインの日足チャート」)

どちらのシナリオの可能性が高いのか

シナリオの両方ともにい週末の取引量が少ないことから、可能性が高いと言える。ビットコイン価格は7月5日に一時9000ドルを下回ったが、取引量が少ないため、ビットコインは予想外の価格の急騰や急落に対して脆弱だ。

ただ、ある変数が短期的にビットコイン価格のトレンドを調整局面に向けて揺さぶる可能性がある。それは9000ドルの下で繰り返されるブレークだ。重要なサポートレベルが何度も破られると、そのレベルは弱くなり、下降トレンドになるかもしれない。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン