13日の仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は11日に記録した直近の安値である11125ドルから11640ドルまで反発した。また、主要データから、12000ドルまでの範囲では流動性が高いことが示されており、トレーダーも楽観的になっている。
(出典:Coin360 8月13日 午前11時20分)
ビットコイン価格が高騰するなかで多くのアルトコインが連れ高となっている。チェインリンク(LINK)は過去24時間で27%の上昇。分散型金融(DeFi)トークンのコンパウンド(COMP)やメーカー(MKR)、Aave(LEND)、コスモス(ATOM)は今週、20~50%上昇した。
(出典:トレーディングビュー「XBT/USD 4時間足チャート」)
トレーダーがビットコインに強気な理由
歴史的にみても、ビットコイン価格は流動性が最も高い領域に向かっている。クジラ(大口投資家)は流動性を求めて買い注文や売り注文が集中しているエリアを狙う傾向がある。
例えばビットコインが過度にショートに偏っている場合、クジラはショートの清算価格を狙っている可能性が高いことから、ショートスクイーズに弱くなる。ショートが清算されると、ショートホルダーは市場で買いを余儀なくされるため、買い需要が発生する。
仮想通貨トレーダーのByzantine Generalはハイブロックキャピタルのデータから11500ドルから12000ドルの範囲で高い流動性があることを指摘。多くのトレーダーが下落途中でビットコインをショートしていることから、ショートの流動性価格が12000ドル前後にある原因となっているという。同氏は以下のようにコメントした。
「今日はグリーンデイ(図で緑色の範囲)のようだ。誰が考えたのだろうか。もちろん私ではないよ。まだ私たちの上に多くの流動性がある。進み続けよう」
(出典:ハイブロックキャピタル「ビットコインの流動性レベル」)
Redxbtとして知られる著名仮想通貨トレーダーは、ビットコインの回復は「持続性を維持している」と予想する。同氏は上昇トレンドが継続することを示唆するものとして、11550ドルのレジスタンスレベルを上抜けたことに言及している。
トレーダーのこうした楽観的な予測は歴史的な指標と一致しており、強気トレンドが迫っていることを示している。ビットコインのハッシュリボンはビットコインが9500ドルで推移していた時に以来初めて、点灯した。
仮想通貨データプロバイダーのグラスノードは以下のように述べている。
「ビットコインのハッシュリボンインディケーターは、マイナー降伏による市場の底を見極めるために使用できる。最後に買いシグナルを示したのは9500ドル付近だ。当時から20%上昇している。」
仮想通貨市場に高揚感
ここ数週間ほど、仮想通貨市場では時価総額が中小規模資産に対する食指が伸びている。DeFiブームに反応して、アルトコインは8月に入ってからビットコインを大きく凌駕している。
トレードブロックの調査責任者であるジョン・トダロ氏は次のように述べている。
「最近の仮想通貨市場は私に2017年初頭を思い起こさせる。当時は主流メディアが、中規模の時価総額のアルトコインが10~15倍の取引をしていたことを全く無視していたね。」
中長期的にはアルトコインの好調なパフォーマンスがビットコインの上昇に影響を及ぼす可能性がある。これまでの価格サイクルでは、アルトコインの上昇はビットコインとイーサの上昇につながることが多い傾向がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン