ある仮想通貨トレーダーによれば、ビットコインの価格は9月まで6万6000ドル付近に留まる可能性があり、投資家にとっては買い増しの好機になるという。
仮想通貨トレーダーのエンペラー氏は7月23日のX投稿で「ここでかなりの時間を費やして買い増していくつもりだ」と述べた。エンペラー氏は、6万6000ドルの価格帯が「何度も突破され、その後サポートとして再テストされた」と説明した。
ビットコイン(BTC)は7月20日に37日ぶりに6万6000ドルの水準を突破し、それ以来その付近を推移している。CoinMarketCapのデータによると、執筆時点でビットコインは6万5602ドルで取引されている。

エンペラー氏は、価格が6万6000ドルを下回るときに買いのチャンスがあると示唆している。「今の最善の策は、価格が下がったときに自分が快適に感じるレベルで買いを準備し、9月まで積み立てることだ」。
BTC保有者はあまり売却していない?
CryptoQuantの寄稿者であるアクセル・アドラー氏は、ビットコイン保有者が最近売却しておらず、このことが資産価格の上昇につながる可能性があると指摘した。
「最新のオンチェーンデータによると、全取引所でビットコインの入金アドレス数が2万5000と大幅に減少している」とアドラー氏は7月23日のアナリストノートに書いた。
アドラー氏は、ビットコインを売却する「意欲の低下」が供給を減少させる一方、需要が増加すれば価格を押し上げる可能性があると説明した。「入金アドレスが2万5000に減少したことは、投資家のビットコイン保有戦略の変化を示す重要なシグナルだ」とアドラー氏は付け加えた。
ビットコイン保有者は、マウントゴックスの債権者がビットコインを受け取った後に売却する可能性があるという懸念にもかかわらず、保有を続けているようだ。
約94億ドルのビットコインが約12万7000人のマウントゴックス債権者に返済される予定である。一部の市場ウォッチャーは、利益を確定したいと考える債権者がいることを懸念している。
しかしCryptoQuantの共同創設者であるキ・ヨンジュ氏は、弁済が始まったにもかかわらず、売り圧力を示す動きはまだ見られないと指摘した。「クラーケンでの時間当たりのスポット取引量の支配率やBTCの流出に顕著なスパイクは見られない」と同氏は7月23日のX投稿で書いた。「アジアの時間帯を待つ必要があるが、今のところは良い兆候だ」と付け加えた。
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