ビットコイン(BTC)は1月9日、重要なレベルで反発し、2021年9月と同様のイベントを忠実に模倣した。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

40,700ドルで「ショート勢はボコボコに」

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータでは、BTC/USDが40,700ドル付近で反転し、その後42,000ドルを回復したことが示されている。

この挙動は、一部の人にとっては刺激的には見えないものの、9月末のビットコイン価格の挙動を彷彿とさせるものだ。40,700ドルがスプリングボードとして機能し、最終的に7週間後に史上最高値の69,000ドルを記録した。

トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏は「9月から数ヶ月が経った。しかし、BTCは、マクロ的には同じ状況にあることがわかるね」と指摘した。

「まだマクロの再蓄積範囲内での統合だ。実際、BTCは9月のリトレースで底を打ったのと全く同じ価格帯にいる」

一方、米国連邦準備制度理事会からの厳格な経済政策に関するマクロ的な影響は続いている。

先週と同様に、2020年3月以降の経済の特徴である「イージー・マネー」が縮小する懸念から、仮想通貨市場を不安視されている。

「底値の金利、何兆ドルもの中央銀行の資金、政府の景気刺激策がデジタル資産の価格高騰に貢献したが、仮想通貨ダイハードたちは、それが本当にバブルだったのかどうかを知ることになる。」と市場専門家ホルジャー・スシャビッツ氏はツイッターで主張した。

「市場は持ち堪えられるのか?ビットコインは中銀のバランスシートがフラットな状態で4万ドルのコースにいる」

BTC/USD vs. central bank balance sheet chart. Source: Holger Zschaepitz/ Twitter

1年で何が変わるか

さらに、BTC/USDは1年前の土曜日の同じ日のポジションと正確に一致している。しかし、重要な違いは、センチメントだ。

2021年1月8日、仮想通貨の恐怖&強欲指数は93/100であり、ローカルトップが間もなく到来し、市場は「極度の強欲」にある中で警戒感があった。

これとは対照的に、今週土曜日は10/100であり、「極度の恐怖」の領域に深く入り込んだ。センチメントは過去最低水準だ。

Crypto Fear & Greed Index. Source: Alternative.me

"BTCブルズは恐怖を感じている。BTCベアーズは貪欲になっている。じっくり考えよう" とRekt Capitalは付け加えた。