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William Suberg
執筆者:William Subergスタッフライター
Ray Salmond
校閲:Ray Salmondスタッフ編集者

米CPI サプライズ低下で市場心理改善 利下げ期待でビットコインにも追い風

米CPI サプライズ低下で市場心理改善 利下げ期待でビットコインにも追い風
マーケット

ビットコイン(BTC)は金曜日のウォール街寄り付きで上昇し、米国のインフレ指標のサプライズ低下が市場心理を押し上げた。

1月CPI鈍化でBTC急伸

トレーディングビューのデータによると、執筆時点でBTC価格は日次で最大4%上昇し、BTC/USDはビットスタンプで6万9190ドルに達した。

BTC/USD 1時間足チャート Source: Cointelegraph/TradingView


上昇の背景には、1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことがある。

米労働統計局(BLS)の発表によれば、コアCPIは2.5%で予想通りだった一方、総合指数は2.4%と予想を0.1%下回った。

米国のCPI. Source: BLS


これを受け、トレーディング情報アカウントのコベイシレターはX投稿で、CPIインフレ率が数年来の低水準にあると指摘した。

「コアCPIは2021年3月以来の低水準にある」と述べ、「さらなる利下げの可能性が再び高まっている」とした。

3月FMOCにおけるFRBの目標金利確率 Source: CME Group


コベイシレターは、米連邦準備制度理事会(FRB)が3月会合で利下げを行う可能性に言及した。これまで市場の利下げ期待は低水準にとどまっており、堅調な労働市場もその一因だった。

CPI発表後も、CMEグループのFedWatchツールによれば、0.25%の小幅利下げ確率は依然として10%未満にとどまっている。

一方、仮想通貨運用会社ビットワイズの欧州調査責任者アンドレ・ドラゴッシュ氏は、代替インフレ指標トゥルフレーションの観点から見れば、今回のCPI低下は「特に驚きではない」と述べた。

マクロ面では、金が1オンス5000ドルの回復を試みる一方、米ドル指数(DXY)はCPI発表直後に96.8まで下落した後、持ち直しを模索した。

米株式市場はビットコインほどの熱気を見せず、執筆時点では小幅安で推移している。

アナリストは依然慎重姿勢

BTC価格見通しについて、市場参加者は慎重姿勢を大きく変えていない。

トレーダーのダーン・クリプト・トレーズ氏はX投稿で「BTCは依然として下降ウェッジ内で保ち合い」と述べた。

「昨日は上抜けを試みたが、6万8000ドル水準で強く押し戻された。この水準が次の上昇局面の鍵になる」と指摘した。

BTC/USDT 永久先物 1時間足チャート Source: Daan Crypto Trades/X


6万8000ドルから6万9000ドルのゾーンが、2021年の旧最高値および200週間指数平滑移動平均線(EMA)が位置する重要水準にあたる。

仮想通貨トレーダーのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏も、「好むと好まざるとにかかわらず、ビットコインはハイアーローを形成する可能性がある領域にある」と予測した

「確かに脆弱だが、市場からモメンタムが入ってくる可能性がないわけではない」と付け加えた。

BTC/USDT 12時間足チャート Source: Michaël van de Poppe/X

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