仮想通貨(暗号資産)ビットコインは歴史上初めて2万ドルを突破した。
これを受けて、多くの人々が市場にポジティブな感情を表明しているが、全ての人が強気になっているわけではない。
著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント氏はビットコインは強気である一方で、チャートからは2万ドルを超えることは革新的なことではないと述べている。同氏は16日に以下のようにツイートした。
「新しい高値は強気トレンドが健全であることを示しているが、それ以上の意味はない。新高値はテクニカル的な意味合いはほとんどない」
価格の大きな節目は、多くの人の注目を集める。5000ドルや10000ドル、15000ドル、20000ドルといったレベルは本質的にはチャート上では重要度が高いわけではないようだ。
しかしこうしたレベルはセンチメントとして重要だ。実際にビットコインは20000ドルを突破する前にレジスタンスがあった。
一方で、2020年に大手金融企業が仮想通貨に参入したことが肯定的に捉えられる。
ビットコインデポのブランドン・ミンツCEOは、次のように話した。
「今回の史上最高値をつけたことで市場は強気になっている。持続的な成長が当分続く可能性が高いだろう。我々は個人投資家だけでなく、企業やビリオネアによって動かされている」
グッゲンハイム・パートナーズで最高投資責任者を務めるスコット・ミナード氏はブルームバーグでの最近のインタビューで、「ビットコインは本質的には40万ドルの価値がある」と述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン