ビットコインネットワークのノード数がはじめて1万3000を突破した。以前の過去最高の記録は、1月に達成した1万1613だった

ビットコインネットワーク統計サイトのBitnodes.ioのデータによると、このマイルストーンは7月5日にノード数が1万3374を記録したときに達成した。執筆時点では、ネットワークのノード数は1万2835となっている。

別の追跡ウェブサイトであるCoin.Danceも、ビットコインのノード数が過去最高の1万2825になっている。ビットコインコアソフトウェアを実行しているノード数は98.77%を占め、残りはビットコアやビットコインノットなどを実装している。

Source: Bitnodes.io

ビットコインコア0.21.1は5月にTaprootアクティベーションコードでリリースされ、Coin.Danceによると約5000ノードとなっており、ノードの中では現在もっとも利用されているバージョンのソフトウェアだ。Bitnodeの方のデータでは、この数は5125となっており、ネットワークノード全体の40%を占めている。

Bitnodeのデータによれば、ネットワークノード数のほぼ半分がTorで実行されていることも示している。1月時点では、全ノードの約4分の1がTorで実行されていた。Torを使用してビットコインコアのようなクライアントを実行すると、接続ノードのIPアドレスが難読化され、プライバシーレイヤーが追加で提供される。

Bitnodeのデータによると、ネットワークノード数は昨年から2739増加し、ビットコインの分散化の精神を強化している。