ビットコインの採掘難易度がここ1年ほどで最高の上昇幅を見せている。ビットコインの強気相場を受けて、マイニング業界にも熱気が戻ってきた。
7月9日、ビットコインの採掘難易度は前回比14%増の9兆600億に到達。平均ハッシュレート(計算能力)は64.85EH/s(エクサハッシュ/秒)だった。
(出典: BTC.com「ビットコインの採掘難易度」)
ビットコインの採掘難易度は、10分に1回のブロック生成を維持するため2週間ごとに変更される。一般的に、ネットワークに参加するマイニングのパワーが小さければ、採掘難易度は下がる。一方、ネットワークへの参加が増えれば、採掘難易度は上昇し、調整役を果たす。
BTC.comによると、次回はさらに10%上昇し、9兆9000億に到達する見込みだ。
仮想通貨「冬の時代」の真っ只中であった去年12月、ビットコインの採掘難易度は過去2番目に大きな下げ幅を記録していた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版