仮想通貨マイニング企業カナンは、19年1~9月の売上高が前年同期比60%減の1億3400万ドル、最終損益が3120万ドルの赤字だったことがわかった。11月5日に米証券取引委員会に提出した新規株式公開(IPO)のための資料から明らかになった。

ビットコイン価格は19年第2四半期から回復し始めたが、カナン「当社の事業は一般的に価格の回復との間にタイムラグがある」とし、業績が振るわなかった理由としている。

同社は10月28日に米株式市場ナスダックにIPOを申請したばかりだ。ナスダックでのシンボルは「CAN」になる。資金調達額の目標は4億ドル(約430億円)。証券を売り渡すアンダーライターには、仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルのほか、クレディスイス、シティ・グループなどが名を連ねている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版