NYダウが87年ぶりの上げ幅を記録する中、仮想通貨ビットコイン(BTC)は我慢比べの展開が続いている。

ビットコインは24時間前と比べてほぼ横ばい。7000ドルに届かない水準での推移が続いている。時価総額2位のイーサは同じくほぼ横ばいだが、同3位のXRPは6%以上急騰している。

新型コロナウイルスによるマーケット暴落を予想していたアナリストは、仮想通貨にとって短期的にはさらなる逆風が続くが長期的には楽観的な見方を示した。

(出典:Coin360 日本時間3月27日18時30分)

コロナ暴落予想的中アナリスト ビットコインで見解

エンジェル投資家でブロックチェーン分析企業メサーリの関係者でもあるチャオ・ワン氏は、1月26日のツイートで、「世界のマーケットは新型コロナウイルスの深刻さを全く織り込んでいない」と指摘し「来週には完全なリスクオフムードになるだろう」予想していた

ワン氏は、最新の分析の中で、世界的な米ドル不足から現在米ドルに資金が向かうことは正しいと指摘。短期的には米ドルに対して必ずしも良いパフォーマンスをあげられないだろうと予測した。

とりわけ、景気後退局面を経験するのは仮想通貨市場にとって初めてなので短期的には痛みを伴う展開が続くとみている。ただ、長期的にはビットコインに強気な姿勢をみせた。

「私はマキシマリスト(至上主義者)では全くないが、私はビットコインのドミナンスが今回の経済危機の終わりまでに90%以上になると考えている

一方、テクニカル的に短期でもビットコインは上昇するとみるアナリストもいる。

著名なビットコイン投資家アリスター・ミルン氏は、アセンディングトライアングルが形成されつつあり来週には9000ドルを回復すると予想した