著者 ドルフィンf
大手証券会社出身、バブル崩壊期からトレード業務やIT企業経営を行っており、その後仮想通貨取引所の設立に関わる。ディープラーニングを用いた価格分析手法を確立しトレードで大きな利益をあげる。
皆さんご無沙汰しております、ドルフィンfでございます。本日から改めてコインテレグラフさんに仮想通貨、主にビットコインマーケットの解説を寄稿させていただく事となりました。どうぞ宜しくお願いいたします。
YouTubeから形を変えてマーケットのお話をさせていただくにあたり、まずは私の記事のベースとなる事について改めて簡単にお話ししたいと思います。
前提として私のステータスはアナリストではなく投資家ですので実際の投資行動に基づいたマーケット分析を行います。ですので全ての時間においてのマーケットを理解しようとは考えておらず、理解すべきタームとそうでないタームを区別しています。
今後の記事におきましてはテクニカル分析的な内容が多くなるかと思いますが、私はテクニカル分析が最重要だとは考えておりません。まず最初に将来性の大きいマーケットや銘柄を選び、次にそのマーケットや銘柄が誕生して以来の値動きや癖を丹念に調査、把握し、最後に実際の資金投下の際のタイミングを計る為のみにテクニカル分析を行います。
また私は特に仮想通貨専門の投資家ではありません。しかしながら仮想通貨、特にビットコインが社会に与えるインパクトは数百年に一度あるかないかのものであり、その将来性も極めて大きいと判断していますので、それに伴う大きな価格成長の波に乗る形でここ数年の投資、投機活動はビットコインを中心に行っています。
2028年までの価格予測モデル
先述のようにビットコインの社会的存在意義はその誕生以来確実に大きくなってきており、それに伴う価格も他には類を見ないほどのスピードで成長してきています。
こちらの週足対数チャートはビットコインの半減期、その後の需給バランスを主眼に置いた2028年までの価格予測になりますが、2021年末~2022年初頭までに約15万ドル、次回2024年の半減期後の2026年末には100万ドルの予想を立て、長期、中期の投資、短期の投機に於いてはこの予測モデルに従う形で行っています。
今後の解説
最後に、今後の解説においてもう二点だけ重要な事をお話しさせてください。
こちらはビットコインの日足対数チャートになりますが、価格ローソク足の背景が青色、緑色、黄色に区分けされているのがお分かりかと思います。この区分けは中期・短期トレードを積極的にする、普通にする、何もしない、これらを判断する為の色分けになっています。
先述しましたように私は全ての期間のマーケット動向を予測する必要は全くないと考えています。トレードで勝つ確率を高める為に最も重要な事は分かりやすい時にだけやるという事だと考えていますので、背景が青色の期間はHyperTuna(水色矢印)という私達に於いては最強の中期シグナルが出た後の期間であり、このタームでは積極的に短・中期トレードを行い、黄色の二重矢印が出てその期間が終わり、再び上昇を示すシグナルが出てくるまでは何もしません。
背景が緑色のタームはHyperTunaではない通常の上昇シグナルが出てきたタームになりますが、この間はHyperTunaタームの半分程度のボリュームでの短・中期トレードを行います。こちらでの解説記事はこの行動原則に沿った形で書かせていただく事となります。
日々のニュースや統計数値その他マーケットに影響し得る情報に関しましては、マーケット参加者の種類によって3種類に区分して把握、咀嚼しています。短期レバレッジトレーダーのフローを動かす情報、現物取引を中期タームで行なっている投資家を動かす情報、例えばビットコインをバランスシートに組み込んでいる長期安定保有者(企業)までをも動かしてしまいかねない重大情報。今後の記事はこれらの分類を元に書かせていただきたいと考えています。
それでは皆様、改めまして今後とも宜しくお願いいたします。