著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント氏はツイッターで、ビットコインが3回目の「パラボリック」な価格上昇局面にあるとツイートした。ツイートの中では、今回の価格上昇サイクルの天井は24万ドル付近が示されている。ブラント氏は「対数チャートでの3回目のパラボリックな動きは歴史的だ」と現在の値動きを強調している。

ビットコインは半減期を境に価格が上昇するとされている。長期目線では、一旦天井をつけるとその後は下落、底値から再び弧を描くように上昇する軌道が繰り返されている。

ブラント氏はこうした傾向から、現在が3回目の上昇フェーズに入っていると指摘。今回の上値が具体的にいつ頃訪れるかは明示していないが、チャートでは約240000ドル付近を示している。

2020年5月に半減期を迎えて以来、アナリスト達は過去の傾向から2021年末に天井をつけるのではないかと予想する声が出ている。これまでは半減期を迎えた1年後に本格的な価格上昇が起きているためだ。これが正しければ、今年後半にも24万ドルに向かうかもしれない。

3月は下落の季節

一方でこうした強気予想も短期的には注意が必要だ。

仮想通貨トレーダーのジェイコブ・キャンフィールド氏は3月は税金の申告などのために売り圧力がかかる時期であると指摘。2011年から3月は過去に2回しかプラスだったことはないという。