ビットコインの半減期から1日が経過した5月13日。仮想通貨相場は静かな値動きをみせているが、ビットコインのネットワークは安定しており知名度も上昇を続けている。
執筆時点までの24時間でビットコインは3.5%の上昇。9000ドルをわずかに下回る水準で取引をしている。
(出典:Coin360 日本時間11:45分時点)
「ビットコイン・ジョー」も保有
半減期前は「マイナー降参」や「死のスパイラル」といった懸念も出ていたが、ハッシュレートやネットワークの健全性ともに安定。ビットコインキャッシュやライトコインの半減期の時とは対照的な安定飛行を評価する市場関係者の声も多い。
また、4年に1度の一大イベントである半減期でビットコインへの注目度は確実に上がっているようだ。ルナークラッシュによると、ソーシャルメディアにおける「ビットコイン半減期」の言及数は昨日は8万5559回と過去最高を記録。本日時点でも2万9743回と過去2番目の高水準を維持している。
(出典:Lunarcrush「『ビットコイン半減期』言及数」)
既報の通り、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの新規口座登録者数は過去最大級の増加幅を記録した。
先週は、ビリオネア資産家でヘッジファンド運用者のポール・チューダー・ジョーンズ氏がビットコインを保有していることを明かしたことが話題となった。13日には、「ビットコイン・ジョー」として人気の米経済番組CNBC「スクアック・ボックス」の司会者ジョー・カーネン氏が、ビットコインを保有していることを初めて発表した。
BTCとETHの取引手数料 上昇
半減期にかけての1週間でビットコインとイーサの取引手数料が上昇した。
コインメトリックスによると、ビットコインの手数料は170%、イーサは31%も上昇。ネットワークの利用が増加しているサインであることからポジティブなデータと解釈できる。