2024年の仮想通貨市場は2021年の強気相場をもう一度見させてくれるだろうか。ビットコインは2月28日の日本時間午後5時に59,000ドルに到達した。60,000ドルが意識される展開だ。

2021年の仮想通貨バブルを迎えたビットコインの史上最高値は69,138ドルだを記録した。その後仮想通貨市場は多くの金融規制などの影響を受け、価格が暴落する『冬の時代』を迎えたが2024年はその寒さを吹き飛ばすような成長を見せている。

4年に一度のビットコイン半減期が仮想通貨市場にとって追い風であることは仮想通貨業界では常識になりつつあるが、米マイクロストラテジーのビットコイン大量購入アメリカにおけるビットコイン現物ETFの承認も強気相場を作り上げた。

1月11日に取引を開始した9つの現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)は、デビューから2か月もせず30万BTC(170億ドル相当)を集めた。現物型ビットコインETFへの純流入は60億ドルを超えた。

米マイクロストラテジーは2024年2月15日から2月25日までの間に約3000ビットコインを購入した。世界最大のビットコイン保有企業である米マイクロストラテジーのビットコイン追加購入は仮想通貨の強気市場をより勢いつかせた。

2024年1月23日に38,500ドルでそこを固めると2月28日現在まで強気相場を維持している。この期間での上昇は約65%となった。

イーサリアムとリップルも強気相場の維持に成功している。1月28日に約2,200ドルで底値を固めると2月28日現在まで上昇相場の維持に成功している。現在イーサリアムは約3,300ドルで取引されている。リップルは過去24時間で約5.4%の上昇を記録している。