今年5月に予定されている仮想通貨ビットコインの半減期まで100日を切った。半減期では、ブロックを作成するマイナーへの報酬が半減することが、価格の上昇圧力となるという声や、半減する期日がわかっていることから「織り込み済み」という声もあるなかで、新たに強気の声が出てきた。
米格付け会社のウェイス・レーティングは1日、過去に2回あった半減期から、価格は「絶対に」上がると予想した。
Here’s how #Bitcoin halvings have impacted the market. So, does the Bitcoin halving help drive prices higher? Absolutely. The only question now is how high will #BTC go this time around? pic.twitter.com/YnSp4Y8igO
— Weiss Crypto Ratings (@WeissCrypto) February 1, 2020
半減期では、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が半減される。ビットコインのマイナーへの報酬は1ブロックあたり50BTCで始まり、2012年11月に迎えた初めての半減期ではビットコインは12ドルで取引されていた。4年後の2016年7月には現在のブロック報酬である12.5BTCになり、価格は652ドルだった。
ワイス社は一連の価格サイクルから価格が上昇すると予想。「唯一の問題はビットコインがどれだけ上昇するかだけだ」と強気の姿勢を示した。
ビットコイン価格には影響ないとの声も
米フィナンシャルタイムズは1月30日、「ビットコインの半減期は価格の後押しにならないだろう」という見出しで報道。半減期のおかげで2020年にビットコインが上がるという予想が出ているが、それを信じる理由はないと伝えた。
フィナンシャル・タイムズは、「半減期でビットコインの供給量が減るわけではなく、実際は2040年まで増え続ける」と指摘。「ただ単に新たに発行されるビットコインの発行ペースが遅くなるだけだ」と伝えた。
【関連記事:ビットコイン、1万ドル前で足踏み|FTも半減期に注目、トム・リーは”リスク資産説”を撤回】
【関連記事:ビットコインの強気相場再突入、トム・リーも確認】