夏の停滞に直面したビットコインだが、8月をプラスで終えることができれば、強気のブレイクアウトで夏を締めくくることができる。

8月をプラスで終えるためには、ビットコイン(BTC)の価格が月末に6万4300ドルを超える必要があり、現在の5万9000ドルから約9%の上昇が求められる。

月末のローソク足のクローズは予測が難しいが、ビットフィネックスのアナリストによれば、ビットコインの最近の価格動向はポジティブな兆候だと述べた。

「ビットコインが最近6万4000ドルや6万1500ドルの重要なレベルを取り戻しているのは強気のサインだ。現在の市場は依然として流動性が低く、低い取引量での変動が続いている。現在の下落は、ジャクソンホール会議前に市場に参入した先物と現物のロングポジションの解消だ」と語った。

BTC/USD, 1-month chart. Source: Cointelegraph

下落への警戒論も

アナリストは、夏の特徴である流動性の欠如が9月にまで続き、下落方向でのボラティリティをもたらす可能性があると警告している。ビットフィネックスのアナリストは、「価格は過去の市場取引の反映であり、その裏側を見なければならない。価格は現在、短期保有者(STH)の実現価格である6万3900ドルに上昇し、STHコホートからの利益確定も見られた」と付け加えた。

ビットコインの9月の平均リターンは2013年以来-4.78%とネガティブであるともアナリストは指摘している。

BTC/USD, 1-day chart, ,900 resistance. Source: TradingView

低金利がBTCの強気市場を引き起こす

ビットコインの価格は、夏の流動性不足の中で5万8000ドルから6万4000ドルのレンジ内にとどまっている。しかし、金利引き下げがビットコインの上昇を引き起こす可能性があると、ネクソの幹部であるクリスティアン・ハパランピエフ氏は語った。

「低金利がビットコインに強力な追い風をもたらす場合、強気市場は現在一時的な休息を取っているだけで、2025年初頭から中盤にかけて再び激しい成長が戻る可能性がある」と同氏は指摘した。

投資家は、9月18日に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の会合での金利引き下げを期待している。

CME FedWatchツールの最新データによると、25ベーシスポイントの金利引き下げの確率は現在65.5%、50ベーシスポイントの引き下げの確率は34.5%となっている。

Odds of an interest rate cut. Source: CME FedWatch

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