仮想通貨取引所BTCCの元CEOであるボビー・リー氏は29日のブルームバーグとのインタビューで、ビットコインが20万ドル以上に達する「FOMOラリー」はすでに始まっていると主張した。ビットコイン(BTC)の価格が弱気になっているのではないかという指摘を一蹴した。

「2021年には10万ドル到達」=ボビー・リー

第4四半期に向けてビットコインに強気の情報源が増えている中、リー氏も同様に最近の価格の弱さを否定した。

4万ドルのサポートレベルを試すような最近の下落について聞かれると、「たった5%の下落だ」と反論した。

記事執筆時点ではビットコインは42,000ドル付近で推移しているが、ビットコインは過去の最高値を更新するだけでなく、10万ドル、20万ドル、あるいはそれ以上の値をつける可能性があるという。

これは、2021年が終わる前に実現するか、少なくとも上昇が始まるはずだとリー氏は主張した。

「10万ドルを超えるのは簡単で、その後の急激な上昇によっては20万ドルにタッチするか、それ以上になる可能性もある」とし、次のように続けた。

「もちろん、20万ドルを超えるということは大きな節目のために、多くのメディアに取り上げられるだろう。それが『取り残される恐怖(FOMO)』と呼ばれるラリーにつながる。一般的には数年に一度の割合で起こることだが、私はビットコインのFOMOラリーはもう長い間続いていると思う」

BTC/USD 1-day candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

10月に期待か

既報のように、9月は最後まで強気派を失望させることが予想され、来月に上昇トレンドに戻ることになるだろう。

今後のハードルとしては、9月30日に予定されている米国議会での「インフラ法案」の採決と、10月1日の30億ドルのオプション満期がある。

現在、BTC価格が3万ドル台半ばまで下落することが懸念されているが、このようなイベントは長くは続かず、再び楽観的な見方が市場心理を支配することになるだろう。