ビットコインは安全資産でないことを示した。29日の7%急落を受けて、著名な金(ゴールド)の投資家ピーター・シフ氏が厳しく批判した。
ビットコイン批判の急先鋒として注目されているのは、最近ではウォーレン・バフェット氏やヌリエル・ルビーニ教授ではなく、ピーター・シフ氏だ。1万ドルを下回ったことについて、世界のマーケットのボラティリティ(変動幅)に対するヘッジ手段として機能するという理論が成り立たなくなったと述べた。
Bitcoin has again failed the safe haven test. On Friday, as escalating trade tensions sent global stock markets plunging, investors sought refuge in monetary safe havens. The Japanese yen, Swiss franc, and especially gold all moved higher. Yet Bitcoin plunged by more than stocks!
— Peter Schiff (@PeterSchiff) August 28, 2019
「ビットコインは安全資産としてのテストに再び失敗した。金曜日、貿易戦争の激化によって世界の株式市場が急落した。このため、投資家は、資金の逃避先を探した。日本円、スイスフラン、特に金(ゴールド)は全て上昇した。しかし、ビットコインは株より下がった!」
これに対してビットコイン強気派のトム・リー氏は、本心はわからないが、「かなり手堅い議論だ。反論できない」と白旗を上げた。リー氏とシフ氏は、「金5000ドルが先かビットコインが5万ドルが先か」の予想で火花を散らしている。
一方、著名仮想通貨投資のParabolic Trav は、「昔ながらの金融分析ボックスに当てようとするなら、あなたはすでに終わっている。ピーター、あなたのことだよ」と反論している。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版