9月12日の米国市場オープンで、ビットコイン(BTC)は急速な価格回復でトレーダーを喜ばせながら、26000ドルを回復し維持しようとしている。

24時間で5.5%の上昇
Cointelegraph Markets ProおよびTradingViewのデータによると、ビットコインは一時5.5%上昇した。
記事執筆時点で、26000ドルはビットコインの強気派が保持すべき重要なラインとして焦点となっている。
「よし、低いレンジが回復した。次は、27000ドルの再テストだ」と、人気トレーダーのJelle氏がXフォロワーに語った。

同じくトレーダーのCrypto Ed氏はさらにより短い時間足で28000ドルへの上昇を期待しているようだ。同氏は最初にレンジの安値を「スウィープ」すると予想する。

一方、オンチェーン監視リソースであるマテリアル・インディケーターズ共同創設者であるキース・アラン氏は、さまざまな移動平均(MA)の形で上方に大きな抵抗があることを警告した。
マテリアル・インディケーターズは最近の上昇を正確に予測している。そうした中でアラン氏は24750ドルがサポートとして維持される重要性を強調した。
彼の最新のコメントでは、「最初に21日MA、次に50日と200日MAのデスクロス、そして最終的にレンジハイと一致する100日MAに多くのテクニカル的な抵抗が始まっている」と記されている。
「このラリーを生き続けるためには24750ドルが保持されるのが重要である。PAがそれらのレベルとどのように相互作用するか、アプローチした場合に焦点を当てることだ。」

アラン氏は長期的な見通しも変わらないと付け加えた。
「レンジのトップへ直線的に上昇することは期待しないように」と彼は結論付けた。
「これらの抵抗レベルのいずれかをクリアするには、強気派からのいくらかの力が必要であり、次のレベルに進む前に少し再集結する必要がある。」
10月下旬に仮想通貨の「真の底」を予測
一方、取引プラットフォームのQCPキャピタルは第3四半期に、ビットコインと仮想通貨が多くの潜在的な売却圧力に直面していると警告した。
米国の連邦準備制度理事会による金利の今後の決定などのマクロ経済的なトリガーに加えて、業界固有の障壁も待ち受けている。
QCPは9月12日に発表した最新のマーケット・アップデートで、「今後弱気なイベントが集中し、10月中旬以降は中立に転じる」と言及した。
「明日の消費者物価指数(CPI)、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、さらにFTXトークンの資産売却、そして来月のマウントゴックスと、予想以上に盛りだくさんだ。」と指摘した。
「したがって、私たちの理論は来月初旬に底を予測しているが、悪いニュースのサイクルが終わった時点で、真の底は10月中旬から下旬にくると思われる」
QCPは、今年の終わりと2024年の始まりには逆に「強気」を予想している。