ビットコイン(BTC)は5万6000ドルを超えるまで上昇したがそれはすぐに反落したため、高値近くで厳しい抵抗に直面した。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによれば、4ヶ月前の高値である5万6150ドルがレジスタンスになっているようだ。
5万8000ドル付近は、5月の相場では強気派を悩ませた水準であり、アナリストらはこの近辺で苦戦するのは想定内のようだ。
「この56,000ドルから58,000ドルのエリアがレジスタンスとなっているのは驚くべきことではない」と、ウィリアム・クレメント氏は指摘している。
「53,000ドルまでは、下落で購入するのは論理的な領域だ」とも書いている。

そのレベルは、ビットコインの1兆ドルの時価総額の境界であり、水曜以来サポートとして機能しているがもともとは重要なレジスタンスゾーンだった。
HODLされたBTCの量は増加
ビットコインは6万ドルに近づいているが、今回は投資家がポジションを増やしているようだ。
オンチェーン分析のグラスノードのデータによると、BTC供給でHODLされている割合は、過去9ヶ月で最も高くなっている。

9ヶ月前の1月には多くの投資家が利益を確定させたことで、流通するBTCの量は急増した。
現在は反対の現象が起きている。8月以降、BTCは長期保有者の手に戻ってきている。
以前にHODLの量がピークを迎えていたのは2020年第4四半期だ。これは2万ドルの最高値を超えた後に強気相場が始まる時だった。