ビットコインは、週足と月足の終値が迫る1月29日に重要なレンジで推移している。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

2万5000ドル "目前"

コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータでは、BTC/USDがビットスタンプで一時2万4498ドルを記録した。

短時間ではあったが、この動きはここ数日で23,400ドル以上の流動性を獲得する3回目の試みとなった。

しかしいずれの場合も、強気派は新しいサポートレベルを取り戻す勢いがなかったようだ。記事執筆時点では、状況は変わらず、ビットコインは23,250ドル付近で取引されている。

BTC/USD order book data (Binance). Source: Material Indicators/ Twitter

価格追跡アカウントのMaterial Indicatorsがツイッターにアップロードしたバイナンスの以前のオーダーブックデータは、弱気派を無力化するために必要な火力を示した。

1月27日現在、レジスタンスラインは23,200ドル、24,500ドル、25,000ドルと積み上がっており、25000ドルはまだ次のターゲットとしてトレーダーのレーダーに捕らえられている状態だ。

「25,000ドルのターゲットが見えてきた」と、仮想通貨アナリストのCrypto Tony氏は、ツイートしている。

BTC/USD annotated chart. Source: Crypto Tony/ Twitter

「私は、今後数週間のうちに、まだ動きがあると見ている。そして時価総額1兆2000億ドルから1兆3300億ドルのレジスタンスラインにさしかかったら、要注意だ。これは重要なレベルであり、私はここに強い抵抗があると予想している」と1月29日にツイートした。

Total crypto market cap annotated chart. Source: Crypto Tony/ Twitter

しかし、他の人と同様に、Crypto Tony氏はより長い時間枠で慎重な姿勢を保ち、2023年のある時点でビットコインとアルトコインに新たなマクロ安値が出現する可能性があるとした。

過去10年で最高の1月?

現在の価格では、BTC/USDは2022年8月中旬以来の高水準で週を終えるように推移している。

FTX破綻の影響が薄れ、1月の利益は執筆時点で39.8%となり、ビットコインの1月としては2013年以来最も収益が高い。

Bitcoin monthly returns data (screenshot). Source: Coinglass

月足に加え、来週はFRBが最新の利上げを決定するため、マクロ経済が新たなトリガーとなる可能性がある。

 

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。