仮想通貨業界がビットコイン(BTC)の現物型上場投資信託(ETF)の承認を息をのんで待っている中、仮想通貨市場の恐怖・強欲指数が「極度の強欲」ゾーンに傾いた。
恐怖・強欲指数によると、ビットコインの市場センチメントスコアは現在100点中76点であり、2021年11月中旬にビットコインが史上最高値の6万9000ドルを記録して以来の最高スコアだ。

ビットコインのセンチメント指数である恐怖・強欲指数は12月5日に一時的に「極度の強欲」に達したが、その時のスコアは75だった。ビットコインは12月4日に4万ドルの大台を突破し、翌日には4万4000ドルまで急騰した。それ以前では、2021年11月11日に「極度の強欲」に達し、スコアは77を記録していた。当時ビットコインはそのわずか1日前に史上最高値を記録した。
恐怖・強欲指数は、市場の主要なパフォーマンス指標6つ—ボラティリティ(25%)、市場の勢いと取引高(25%)、ソーシャルメディア(15%)、調査(15%)、ビットコインのドミナンス(10%)、トレンド(10%)—を集め、加重して毎日の市場センチメントをスコア化している。
ブラックロックが6月15日にビットコインの現物ETFを申請した際、市場センチメントスコアは「恐怖」ゾーンの41だったが、その後6日間で複数の資産管理会社がブラックロックに続いたことでスコアは「強欲」ゾーンの59に跳ね上がった。
記録された最高の市場センチメントスコアは、2019年6月26日の95であり、最低のスコアは、ド・クォン氏のテラエコシステムが崩壊した2022年6月16日に記録された7だった。
ビットコインの価格は1月8日に4万7175ドルまで急騰し、執筆時点では4万6850ドルで推移している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン