大手中国取引所、OKCoinが公式にユーザーに向けた規制コンプライアンスに関するガイドラインをリリースした。

「暗号通貨市場の管理を目的とした中国政府規制当局による数ヶ月に及ぶ厳しい状況を受けて、弊社規定の最終盤を週末にかけてリリースしました」

同じく取引所であるHuobiが3月に示唆した様に、入金履歴が1万ドルに達する場合、利用者は動画による認証が必要になる"かも"しれない。

"弊社スタッフが(動画認証等)の提出を求める可能性があります。"と、OKCoinによる声明文がcnLedgerによってTwitter上にリークされている。

動画による認証プロセスには、動画のリンクに飛び、政府が発行した正式なID等を手に持ち、顔を写してOKCoinスタッフに承認を求める必要がある。

加えて、同取引所は、4月23日から古いビットコイン、ライトコインのウォレットアドレスを無効化している。

前回、規定が具体化された際には、"リスクがある"と判断されたユーザーのみ、新しい規定に従う必要があった。だが今回に関しては全員に新たな規定が適用される。とはいえ、OKCoin.comの登録者全員が影響を受けるのかどうかは未だ定かではない。OKCoinは国際市場に対してサービスを提供しており、中国本土に拠点を置いているわけではないからだ。

一方で、香港に拠点を置く取引所BitVCは、数週間前の他の中国取引所の動きにならい、金曜日、ビットコインやライトコインの引き出しサービスを停止したと発表している。