米国で最近承認されたビットコイン(BTC)現物上場投資信託(ETF)は、取引開始から6日間で合計95,000BTCを保有し、運用資産総額は40億ドル(約5920億円)に迫る勢いとなっている。

ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏が開示したデータでは、最近ローンチされたETFへの資金流入は、グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)からの資金流出を上回っている。GBTCの運用資産は取引開始から6日間で28億ドル減少した。

ETFの中では、フィデリティ(FBTC)とブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)がともに12億ドル以上の流入を記録した。IBITの運用資産総額は14億ドルで、フィデリティの約13億ドルを上回っている。

3位はインベスコのETFで、安定した成長を維持している。1月19日には、流入額が6300万ドルを超えて過去最高を記録したが、運用資産総額は2億ドルを超えられていない。ヴァンエックのETFも19日に流入額が過去最高を記録し、運用資産総額が1億ドルを超えた。

1月17日、X(旧Twitter)アカウントのCC15Capitalが収集したデータによると、ビットコイン現物ETFは5日目で合計4億4000万ドル分のBTCを投資家から集めた。

ブラックロックのIBITが8700BTC(約3億5800万ドル)でトップとなった。データによると、GBTCを除く9つのETFは、設立以来、約68500BTC(約28億ドル)を取得した。

一方、1月18日にバルチュナス氏は、GBTCを除くビットコインETF(「Newborn Nine」と呼称)の5日目の取引量が、前日比34%増加したことを示すデータを共有した。