米国上場の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)では木曜日も売り圧力が続いた。アナリストは、ビットコイン(BTC)が年間ベースで過去最悪級のスタートを切っていると指摘している。
SoSoValueのデータによれば、木曜日のビットコインETFの資金流出額は1億6580万ドルに達し、週間流出額は合計4億390万ドルとなった。
この償還により、5週連続の資金流出となる可能性が高まっている。年初来(YTD)の累計流出額は27億ドルに達している。

取引活動も縮小を続け、週間ベースで21%減少し、12月下旬以来の最低水準となった。投資家活動の弱まりを示している。
累計純流入額は539億ドルに達しているものの、BTC価格が年初来約22%下落していることから、DropsTabなどのアナリストは、2026年が「ビットコイン史上最悪級の年初スタート」になりつつあると指摘した。
ブラックロックのIBITが流出主導
ファーサイドのデータによれば、今週の資金流出の大半はブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)から発生し、流出額は3億6800万ドルに上った。
他の米国上場のビットコインETFでは目立った動きは少なく、水曜日にフィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)から約5000万ドルの流出があった程度だった。

一部の大手金融機関は今週初め、IBITの保有比率を引き下げたと報告されている。ブレバン・ハワードは2025年第4四半期に同ファンドの保有額を最大85%削減した。
過去最悪級の年初パフォーマンス
ビットコインETFからの資金流出は、投資家心理の悪化と重なっている。複数のデータは、BTC価格が過去サイクルと比較して異例に低い水準にあることを示している。
ドロップス・アナリティクスは、4年に1度ブロック報酬が半減する「半減期」との比較でビットコイン価格を分析した。半減期は通常、その後数年にわたる価格上昇と関連付けられてきた。

ドロップス・アナリティクスは木曜日のテレグラム投稿で「約2年後の現在、BTCは約6万6000ドルで推移しており、2024年4月の半減期時点とほぼ同水準にある」と述べた。
「これは前例がない。過去のサイクルでは、この時点ですでに半減期水準の3倍から10倍に達していた」と付け加えた。
チェック・オンチェーンのデータによれば、2026年開始から50日経過時点で、ビットコインは過去最悪の年初スタートとなっており、2018年などの下落年を上回っている。

