米国証券取引委員会(SEC)がシカゴオプション取引所(CBOE)からビットコインETF(上場投資信託)上場の申請を受けてから、3週間のうちに90人もの個人がSECにコメントを寄せている。これはSECが4月に同様にETF上場の関して、一般に意見を求めた時の10倍だ。ブルームバーグが17日に伝えた

 ビットコインETF上場への関心が高まっている。この熱狂は仮想通貨の領域を超えて、その他にも及んでいる。ETFに関する幅広い規程を策定する委員会へのコメントは、21コメント中19個はビットコインETFに関する嘆願だった。

 SECは過去12ヶ月間、ビットコインETFを上場させようという試みを退けてきた。昨年ビットコインが1万8000ドルに達した1月、SECはETF上場を希望する事業者に対し、保管や流動性、アービトラージ、市場操作など諸々の質問にアセットマネジャーが答えられるようになるまで、申請をしないように求めている。

 SECはビットコインETFを承認するかの判断を、遅くても9月24日までには下す予定になっている。

 資産運用ブラックロック社は16日、仮想通貨やブロックチェーンを検証するチームを設置したと認め、ビットコインETFを販売する可能性が噂された結果、仮想通貨市場を押し上げた。