6日の仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は9000ドルでの攻防が続いている。
昨日に9000ドル台まで回復したBTCだが、その後、再び9000ドルを割り、8800ドル台まで下落した。その後、徐々に値を戻していき、足元では9020ドル前後で取引されている。
イーサ(ETH)やXRPなどの主要通貨も、前日比ではほぼ横ばいで推移している状況だ。
出典:Coin360 17:45時点
9000ドルはなお強固なレジスタンスと機能しているようだ。仮想通貨アナリストのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、現在の相場について9100~9200ドルがレジスタンスとなり、8400~8600ドルがサポートとして機能していると分析。サポートかレジスタンスのどちらかが破られることになれば「800~1000ドルの値動きとなるだろう」とみている。
ビットコイン支持派は強気相場に自信
ビットコインの4年に1度のイベントである半減期が6日後に迫っている中、ビットコインの支持者たちは強気相場の到来に自信を持っているようだ。
ベンチャーキャピタリストでビットコイン支持者のティム・ドレイパー氏は、ブルームバーグに対して、今後人々がビットコインへの採用を加速させていくと語っている。
「ビットコインは政府や政治の気まぐれに影響される政治的な通貨よりも優れており、人々の採用が広がるだろう」と述べている。ドレイパー氏は、大規模な経済刺激策がそれを加速させるとみている。
その上でドレイパー氏は、2022年もしくは23年初頭にビットコインが25万ドルに達するとの持論を展開している。
ブルームバーグに強気予想を展開しているのはドレイパー氏だけではない。仮想通貨レンディングを手掛けるNexoの共同創業者、アントニー・トレンチェフ氏は、ビットコインが20年末までに5万ドルに達するとの予測を語っている。
トレンチェフ氏は、6日後に迫る半減期によって、価格の大幅上昇につながるとの考えだ。同氏は、Nexoでも半減期を前にして、ビットコインに対する需要が増えていると語り、半減期による上昇シナリオに自信を持っている。
「ビットコインは過去10年間で最もパフォーマンスの良い資産だ。私たちはその未来について強気である」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン