2020年は仮想通貨(暗号資産)アルトコインのパフォーマンスが非常に良い状況が続いている。ビットコイン(BTC)と比較して、多くのコインがパフォーマンスを上回っている状況だ。ビットコインのドミナンス(市場占有率)は65%にとどまっている。パンテラ・キャピタルのレポートにもあるように、こうした状況はしばらく続きそうだ。
しかし、来年末にはこうした状況は代わるかもしれない。仮想通貨トレーダーのSmartContracter氏は1日、ビットコインのドミナンスは2021年末から2022年にかけて86%まで上昇するとの予測を示した。この動きはテクニカル分析で使われるエリオット波動の動きから示されるという。
SmartContracter氏は2018年の底値を当てたことで知られている。
同氏の予想によると、短期的には今年10月にビットコインのドミナンスは60%まで下落すると予想。さらに中期的には2021年中には一時的にアルトコインが大幅にパフォーマンスが上回り、ビットコインのドミナンスが56%まで下落するものの、その後上昇に転じるとした。
btc dominance with a clear breakdown and now retest as we saw in late 2019 indicating alt outperformance.
— 🍄🌲Benjamin Blunts🌲🍄 (@SmartContracter) June 30, 2020
my hypothesis is btc keeps distributing or even breaks down and money flows from btc into the better performing low-mid cap alts causing a snowball effect. pic.twitter.com/YLP53prCPx
こうしたビットコインのドミナンス下落については、これまでにパンテラ・キャピタルが2021年末までにビットコインのドミナンスは急激に下がると予想。仮想通貨の分散投資を推奨している。
「人々はビットコインを買った後にアルトコインを買う傾向がある。ビットコインというのは彼らにとって最初の仮想通貨購入だろう。アップルやアマゾンが最初に購入する株と同じであることと似ている。時間が経つにつれて、人々はより投機的な小中規模の資産に手を出し始める」
1日のビットコインは動意がないまま、9100ドル付近を推移している。
(出典:Coin360 7月1日 午前10時45分)