ビットコイン価格が日本時間で18日午前、60000ドル台を割って5万ドル前半まで下落し、24時間比で-10%以上急落している。

米最大の仮想通貨取引所コインベースのナスダック上場前後にビットコインは64000ドルまで上昇し史上最高値を更新していたが、「事実売り」が進んだかたちだ。

またビットコインだけでなくイーサリアム、バイナンスコイン、XRP、ドージコイン等直近で高騰していた仮想通貨も同様に大幅下落中だ。

ビットコインにレバレッジをかけて価格の上昇に賭ける買いポジションが増えていたことも、下落に拍車をかけたと見られる。海外取引所Bybitでは取引高が急増し前日比で150%以上となっている。

レバレッジ買いに使われるビットコイン資金調達率推移

ビットコイン価格の今後数週間の動きについてはトレーダーの間でも見方がわかれている。

海外トレーダーの「カンタリング・クラーク」氏はオプション市場の動向から、現在のビットコイン市場の状態を強気でも弱気でもない「中立」状態と見る。4月末~5月にかけて6万ドル付近でレンジ相場となるという。

中国で仮想通貨の値付け事業等を行うあるトレーダーはコインテレグラフに対しコメントし、今回のビットコイン下落について「レバレッジをかけた買いポジション解消が主な原因で、正常な範囲の調整だと見ている」とした。また中国ではOTC市場におけるUSDT(テザー)のプレミアムが6%近くとなっており、ドージコイン等直近で急騰していた仮想通貨目当てで参入してくる個人投資家が増えていたという。

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