ビットコイン(BTC)は、1月16日時点で4万ドル台を維持しているものの、最新データによると、相対力指数(RSI)が急速に売られすぎの領域に近づいている。
アナリストのマシュー・ハイランド氏は1月14日、BTCのRSIが9月以来の最低水準に達したと指摘した。
RSI、ビットコイン価格が25000ドル台の領域に
BTC価格は、米国初のビットコイン現物上場投資信託(ETF)の発売後、15%下落し、その後も反発に苦しんでいる。トレーダーはさらなる下落リスクを警告しているが、RSIは反転がすでに近づいていることを示唆している。
日足チャートでは、RSIは1月14日に42.7/100まで下落し、Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、過去4か月で最も低い水準となった。当時、BTC/USDは約25000ドルで取引されていた。

ハイランド氏はX(旧ツイッター)にチャートをアップロードし、ビットコインが安値を更新する一方でRSIが安値を更新する、隠れた弱気ダイバージェンスの発生を示唆した。
#BTC Daily RSI lower that October lows and at lowest levels since September: pic.twitter.com/lwPnkrhkUh
— Matthew Hyland (@MatthewHyland_) January 16, 2024
日足のRSIは、50/100の中央値を下回ったため、次に重要なテストは、30/100の「売られすぎ」領域への到達となる可能性がある。
人気トレーダーでソーシャルメディアコメンテーターのセス氏は、最近のXの投稿で、「BTCの日足RSIが売られすぎのレベルに達することを望んでいる」と述べた。

1時間足チャートでは、RSIは先週2回、30/100のラインを超えたが、いずれも回復して上昇した。
ボリンジャーバンドはボラティリティを示唆
一方で、トレーダーのJelle氏は先週、RSIが70を超えて「買われすぎ」領域に戻ると、BTC/USDの急騰の始まりとなることが多いと指摘した。
When #Bitcoin's RSI enters the overbought territory, the real fun happens.
— Jelle (@CryptoJelleNL) January 9, 2024
Just look at what happened in the past: pic.twitter.com/IAdXyOE3nU
コインテレグラフが2023年12月に報じたように、RSIは現在、市場参加者の注目を集めているいくつかの重要な指標の1つに過ぎない。
もう1つの指標は、ボリンジャーバンドのボラティリティ指標だ。日足チャートでは、BTC/USDが収縮後、再びボラティリティの高い状態に戻っていることを示している。現在の価格は、中旬以降、拡張チャネルの下部付近に到達している。
