新機能や性能改善を含む新しいメジャーバージョンのビットコインコアバージョン0.16.1が正式にリリースされた。15日に発表された。
新しいリリースは、「新機能、様々なバグ修正、性能改善、および翻訳改訂」を含むという。このビットコインコアバージョンでは、バージョン0.15.1で非推奨とされた、マイナーがブロックのサイズを制限する「-blockmaxsize」オプションが排除された点が注目されるだろう。マイナーは今後、ブロックの重みを制限したい場合には「-blockmaxweight」オプションを利用するべきと記されている。
さらにアップグレードは、0.16以降に作られたウォレットにも影響した。それらは「0.16よりも前のバージョンに対応しておらず、古いバージョンで新しく作ったウォレットを使おうとしても機能しない」と発表には記されている。
以前のビットコインコアクライアントバージョンは、2月末にリリースされ、処理および待機時間、そして取引手数料を減らすために考案されたセグウィット(SegWit)スケーリングテクノロジーを「フルサポート」していた。ビットコインコア開発者のジミー・ソング氏は当時、ビットコインコアバージョン0.16.0の最も重要な特徴についてコメントし、「このアップデートにより、ネイティブSegWitサポート(bech32)はより普及することになる。これによりブロックの膨張を緩和し、エコシステム内のより多くのウォレットにbech32を採用するよう促すことになる」と語った。