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Nancy Lubale
執筆者:Nancy Lubale元スタッフライター
Fernando Quirós
校閲:Fernando Quirósスタッフ編集者

ビットコイン:コインベース・プレミアムは12ヶ月ぶり低水準 米国発の売り圧力強まる

ビットコイン:コインベース・プレミアムは12ヶ月ぶり低水準 米国発の売り圧力強まる
市場分析

ビットコイン(BTC)は流動性の低い週末取引で弱含みを続け、日曜日には5週間ぶり安値となる8万6000ドルまで下落した。2024年11月の重要なサポートである6万6000ドルというマクロ安値を、今後数週間で再び試す可能性もある。

米国で売り圧力が強まるビットコイン

ビットコインのコインベース・プレミアム指数は、コインベースとバイナンスにおけるBTC価格差を示す指標だが、2025年12月中旬にマイナスへ転じ、最低でマイナス0.17まで低下した。この水準は2024年12月以来となる。

短期的な反発局面でも、BTCは他の主要取引所と比べてコインベースで一貫して割安に取引されている。同指数はすでに5週間以上にわたりマイナス圏にとどまっている。

コイングラスは月曜日のX投稿で、「コインベース・プレミアムは急速に低下し、その差が拡大しており、他の取引所と比べてコインベースでのBTC売り圧力が著しく強いことを示している」と指摘した。

クリプトクオントのアナリスト、テディビジョン氏も最近の分析で、「コインベース・プレミアム指数は明確にゼロを下回っており、米国の現物フローから継続的な売り圧力が出ている」と述べた。

同氏は、コインベース・プレミアムが長期間マイナスで推移する局面は、「資本が米国の取引所から離れ、長期保有者による積極的な押し目買いの兆候が乏しい状況」と結び付くことが多いとし、「プレミアムが安定し、プラスに転じるまでは、上値は不安定なままだ」と付け加えた。

ビットコイン・コインベースプレミアム Source: CryptoQuant

2024年12月18日から2025年1月5日にかけて指数が概ねマイナスで推移した際には、同期間でBTC価格が18%下落した。同様に、2025年2月から4月にかけて指数がマイナス圏にとどまった結果、BTCは2025年4月7日に当時の過去最高値である10万9000ドルから7万4500ドルまで32%下落した。

米国の現物需要がこのまま弱まれば、今後数週間から数カ月にかけて、同様の下落局面が再現される可能性がある。

さらに、機関投資家の需要も急減しており、米国上場の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)は直近5日間で約17億2000万ドルの資金流出を記録した。先週の仮想通貨投資商品全体からの17億ドル超の流出と合わせ、市場全体に根強い弱気心理が広がっていることを示している。

ビットコインETFの流出入 Source: Farside Investors

ビットコイン価格はどこまで下がるか?

ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、BTCが弱気のテクニカルパターンから「売りシグナル」を示していると指摘した。

同氏は月曜日のX投稿で、「弱気チャネルが完成し、ビットコインに再び売りシグナルが点灯した」と述べた。

ブラント氏のチャートでは、価格が9万3000ドルをサポートとして回復できなければ、さらなる下落リスクが高まるとされる。

BTC/USD 日足チャート Source: Peter Brandt

このパターンのターゲットは6万6800ドルとなり、現在の価格から約22%の下落を示唆する。この水準は、2021年および2024年の過去の高値圏ともおおむね重なる。

8万ドルから8万4000ドルのゾーンは依然としてビットコインにとって重要なサポートゾーンであり、この水準を維持できるかどうかが、さらなる下落を回避する鍵となる。

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