キーポイント:

  • ビットコインは週足終値前に「成功」したサポートの再テストを完了しようとしており、トレーダーのロングポジションが増加している。

  • 流動性分析によると、現在の相場は大規模なショートスクイーズが起こる条件が整っており、BTC価格は大きく動く可能性がある。

  • 価格が一時的に下落しても、10万ドルは引き続き有力なターゲットとされている。

ビットコイン(BTC)は、6月8日の週足終値に向けて10万5,500ドル付近を維持し、BTC価格調整が終了したとの期待感が高まった。

BTC/USD 1-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView

BTC清算リスク上昇、10万5,000ドル付近で値動きが収束

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDは6月5日に一時10万500ドルまで下落した後、反発を固めた。

現在は週初の水準近くまで戻し、ビットコインは再び上昇トレンドの継続を期待させ、強気相場再開への期待感が広がった。

著名トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏はXでチャートを示し、「日足チャートでは、ビットコインは2週間続いた下降トレンド(ライトブルー)を上抜けし、さらに本日そのラインをサポートに転換している兆しがある」と指摘した。

「日足で10万6,600ドル(黒)の終値&再テストができれば、トレンド継続にはさらに理想的だ」

BTC/USD 1-day chart. Source: Rekt Capital/X

ビットコインはすでに日足で10日間単純移動平均線(SMA)を上回って終値をつけており、別のトレーダーのSuperBro氏は、これが「弱気シナリオを無効化する」ための前提条件だと指摘していた。

一方、トレーダーのCas Abbe氏はオーダーブックの流動性に注目し、価格の方向性を探った。

現値の上下に流動性が積み上がっていることから、Abbe氏は価格が「磁石のようにそれを取りにいく動き」を予想した。

「BTCの清算クラスターは上方向の動きを示唆している」と同氏はXで述べた。

「もしBTCがここから10%上昇すれば、151億ドルのショートポジションが清算される。一方で10%下落すれば、95億8000万ドルのロングポジションが清算される。」

Bitcoin exchange liquidation heatmap. Source: Cas Abbe/X

Abbe氏は、週末にかけて資金調達率がマイナスとなり、「大きなショートポジション」が現れていると指摘した。

「来週にはBTCの大きな値動きがあると思う。おそらく10万9,000ドル~11万ドルを超える動きになるのではないか」と同氏は結論付けた。

週足終値で重要となるのは10万4,400ドル

一部のトレーダーは、さらにサポート再テストの可能性を示唆した。

人気トレーダーのCrypNuevo氏はXで市場見通しを更新し、「論理的には10万ドルがBTCロングを仕込むべき水準」と語った。

「10万ドルは最も強い心理的サポートなので、日曜に解説した通り、ここが自分がロングを仕込むポイントだ。下抜けしたら簡単に損切りできる」と同氏は記し、10万ドルの水準に注目している。

BTC/USDT 1-day chart. Source: Cas Abbe/X

一方、Rekt Capital氏は、5月の史上最高値後の週足でのサポート再テストについて「成功した」と表現した。

「ビットコインは週足で10万4,400ドルを上回って終わることで、このサポート再テストを4週連続で確認できるのだろうか」と同氏は問いかけた。

BTC/USD 1-week chart. Source: Rekt Capital/X

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が当選率100%の初夏抽選会&新規限定キャンペーンを開催!沖縄旅行、2000USDT、Laligaグッズ、20,000円のボーナス獲得のチャンス【PR】