重要ポイント:
ビットコインは11万5000ドルから反発し、最高値を更新を再び意識する展開に
ファンドストラットのトム・リー氏はビットコインが年末までに25万ドルに達する可能性があると予測
ビットコイン(BTC)は金曜日にレンジ下限を試した後、急反発を見せ、週末にかけて上昇トレンドの継続を試みている。市場の主導権は依然として強気派が握っているようだ。
11万5000ドルの流動性吸収後、トレーダーは高値を視野に
トレーディングビューのデータによれば、BTC/USDはビットスタンプで11万8300ドルに達し、日次で2%を超える上昇を記録した。
金曜日の安値から3700ドルの上昇となり、トレーダーの間では史上最高値を再び目指す動きが意識され始めている。
「ビットコインは強気の重要水準を上回って引け、CMEギャップ(11万5000ドル)を埋めた」と、アナリストのアッシュ・クリプト氏は土曜日にXで投稿した。
アッシュ・クリプト氏は「機関投資家が下落局面で買いに動いた」とし、「強気派が主導権を握っている」と指摘する。
以前の報道では、価格が上下の流動性を取りに行く展開が想定されており、11万4000ドルと11万8500ドルが重要な水準とされていた。
コイングラスの最新データでは、11万8000ドルを突破することで流動性が吸収されたことが示されており、次の大きな流動性クラスターは12万500ドルに位置している。
トレーダーのマールライン・ザ・トレーダー氏は、Xへの投稿で「流動性は嘘をつかない。価格はストップロスのある場所へ引き寄せられる」とし、「12万ドルのゾーンは光っているだけでなく、呼んでいる。BTCはその呼びかけを決して無視しない」と述べた。
もし12万ドルを突破すれば、ショートポジションの清算が連鎖的に発生する「ショートスクイーズ」が起こる可能性があり、価格は高い流動性が集中する12万4000ドルまで一気に上昇する可能性もある。
トム・リー氏「ビットコイン25万ドルは合理的」
ファンドストラットのリサーチ責任者トム・リー氏は、ビットコインが2025年末までに25万ドルに到達する可能性があるとの予測を繰り返している。
CNBCの最近のインタビューで、今後数か月のビットコイン価格の見通しを問われたリー氏は、「ビットコインは20万〜25万ドルのレンジに収まると考えている」と回答し、「それでも金市場の規模の25%に過ぎない」と付け加えた。
同氏は、ビットコインが「デジタルゴールド」として現在過小評価されている可能性があるとし、「ビットコインは本来、100万ドルを超える価値があってもおかしくない」と述べた。
「だからこそ、デジタルゴールドとして見た場合、ビットコインの価値は1BTCあたり100万ドルを超えるべきだ。数年以内にそうなる可能性はあるが、今はその25%を織り込む段階だ──特にGENIUS法案のような動きもある中では、理にかなっているだろう」
ビットコインの20万ドル超えを予測するのはリー氏だけではない。ビットワイズのリサーチャーであるアンドレ・ドラゴッシュ氏とアユシュ・トリパティ氏も、トランプ大統領の減税政策や米国の債務拡大を根拠に、年末までにビットコインが20万〜23万ドルに到達する可能性があると見ている。
また、仮想通貨アナリストのストックマネー・リザード氏も、テクニカルなブレイクアウトに基づき、ビットコインが20万ドル近辺でピークをつける可能性があると予測している。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。
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