ビットコイン(BTC)は、23日に35,000ドルを超える値動きを見せた後、現在34,000ドル台で推移している。
キャプリオール・インベストメントスの創設者であるチャールズ・エドワーズ氏は24日の市場レポートで、7か月の調整期間を経て、ビットコインの上昇が32,000ドルの抵抗を「バターのように溶かした」と指摘した。また、今後の月間レジスタンスは障害にならないと予想し、次のように述べた。
「32,000ドルから35,000ドルのサポート・レジスタンス間の短期的な調整を経て、中間レンジ(43,000ドル)まで急速に上昇する可能性もある。」
コインテレグラフの以前の価格レポートで以下のように言及した。
「31,700ドルを超える連続した日次終値は注目に値する。この水準を超えると、日足または週足で高値を更新し、2022年5月以来の領域に入る。」
今週の価格上昇の要因について、エドワーズ氏は、SECによるビットコイン現物ETFの承認が近いという熱狂が寄与しているが、その他の短期的な要因も挙げた。

LayerTwo Labsの創設者であるポール・シュトロッツ氏は、コインテレグラフに対し、「ビットコインと株式のより広範なデカップリングの兆候が見えており、この乖離に多くの市場参加者が驚いている」と述べた。
「外国紛争や高まるマクロ経済的不確実性などの潜在的な懸念から、トレーダーの間では、最終的に実現しなかった押し目への期待が集中していた」とシュトロッツ氏は説明する。しかし、米国の地方銀行危機の際には、市場が「同様のダイバージェンス」を経験し、「ビットコインも当時は優れたパフォーマンスを発揮した」と説明した。
シュトロッツ氏は、最近の乖離した価格変動の大部分は、「多くのトレーダーや投資家がイベントに先立ち蓄積している」ためだと考えている。
「また、連邦準備制度理事会が、急速に上昇する利回りの問題のために、近いうちに金融政策を緩和しなければならないという期待もある。より具体的には、トレーダーは、連邦準備制度理事会がイールド・カーブ・コントロールの何らかの形に後戻りせざるを得なくなり、その結果、通貨の価値が下落すると予想している。」
CMEのビットコイン建玉が10万BTC突破
CMEでは、ビットコイン建玉が10万BTCを超え、機関投資家がビットコインとビットコイン現物ETFの承認に期待を示しているというさらなる証拠となった。価格の単なる憶測を超えて、機関投資家が現物のビットコインを蓄積している場合、彼らはヘッジする必要があり、そのためにCMEやその他の場所で取引量と建玉の急増が見られる。
CME BTC futures OI has breached 100k BTC for the first time ever.
— Vetle Lunde (@VetleLunde) October 24, 2023
While offshore perp OI shrank by 26,735 BTC yesterday, CME's OI grew by 4,380 BTC. pic.twitter.com/kjKBRYCoSX