ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨市場は活気づいている。
4月29日にビットコインは5万3000ドルを下回ったが、その後ビットコインは10%の上昇を示し、5万7000ドルを超えた。

マイクロストラテジーのマイケル・セイラーCEOが、前年同期比で収益が52%増加したことを明らかにした。これにより、企業がインフレと戦い、新しい投資家を引き付ける方法として、ビットコインをバランスシートに保有する必要があるという議論が強まる可能性がある。
またイングランド銀行がデジタルポンドの計画を進めていることを明らかにし、フランスの中央銀行がCBDC(中央銀行デジタル通貨)を利用して1億ドルのユーロ債の決済を行ったことも4月29日に相次いで報じられ、デジタル通貨が注目された。このユーロ債はイーサリアムネットワークでホストされたものだ。
アルトコインが強さ示す
アナリストやメディアはビットコインやイーサリアムに焦点を当てるが、トレーダーが注目したのは2桁上昇となったアルトコインだ。
強力なパフォーマンスを示したのはIoTexで75%の上昇となり、0.085ドルの史上最高値を付けた。このプロジェクトは、IoT(モノのインターネット)エコシステムでの採用を目指してスケーラビリティなどの問題に取り組んでいる。

アルトコインは全面的に回復しており、時価総額は2.1兆ドルにまで回復。XRPやビットコインキャッシュといったメジャーなアルトコインも2桁の上昇となっている。アルトコインの成長により、ビットコインのドミナンスは48.8%に低下した。