仮想通貨アナリストによれば、ビットコイン(BTC)は史上最高値に迫る可能性があるが、トレーダーがどれほど迅速に利益を確定するかは依然として不確かだという。
「歴史が繰り返されるなら、ビットコインは10月第3週から11月にかけて、7万3750ドル以上の史上最高値を再テストする可能性が高い」とビットゲットのチーフリサーチアナリストであるライアン・リー氏がコインテレグラフに語った。
売り圧力は米国の選挙に左右される
「来月にはビットコインの『ブレイクアウトが差し迫っている』兆候があるが、価格の動きは不安定になる可能性がある」ともリー氏は指摘する。
「この強気のブレイクアウトには、断続的なクールオフが伴い、それが売り圧力として現れるだろう」とし、11月の米国の選挙に向けた投資家の市場心理が重要な役割を果たすだろうと主張した。「これらの売り圧力の強さは、選挙に対する投資家の姿勢によって変化するだろう」。
米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を50ベーシスポイント引き下げ、中国人民銀行も30ベーシスポイントの引き下げを行ったことで、トレーダーの間で楽観論が広まっているとリーは言う。リーは、「ビットコインに友好的な」大統領が誕生する可能性が高まれば、トレーダーは売却をためらい、より大きな利益の機会を逃すことを恐れるかもしれないと話す。
「彼らは将来の利益を得るために早めに賭けに出ようとするかもしれない。この市場心理は、ビットコインが売り圧力よりも強気の上昇を助けるだろう」とも彼はのべた。
9月18日、ナンセンのアレックス・スヴァネヴィクCEOは、ドナルド・トランプ氏の勝利が「米国内の仮想通貨にとって強気の材料になる」とのべた。しかし、カマラ・ハリス氏が勝利すれば、仮想通貨企業が米国から移転する可能性があるため、「米国外の仮想通貨にとって強気の材料になる」と考えている。
選挙キャンペーン中、トランプ氏は一貫して仮想通貨業界を支持してきた。9月5日、ニューヨーク経済クラブでのスピーチで、彼は米国を世界の仮想通貨ハブにすると強調した。「未来の産業を攻撃するのではなく、仮想通貨やビットコインなどを受け入れることで、米国を世界の仮想通貨の首都にする」とトランプ氏は語った。
Bitcoin price is up 2.75% over the past seven days. Source: TradingView
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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