ビットコイン(BTC)の価格は、ドイツ政府が売却するビットコインが尽きかけているため、局所的な底を見た可能性がある。テクニカル指標は、再蓄積フェーズの開始を示唆している。
ドイツ政府はビットコイン売却をほぼ完了
ドイツ政府のウォレットは、売却を開始してからわずか3週間で3856BTCにまで減少した。
結果として、2億2200万ドル相当の売り圧力がBTC価格を過去1週間で6万ドル以下に引き下げたが、潜在的な底の兆候が現れ始めている。
7月12日の最新の送金では、ウォレットは800BTCをクラーケンに、500BTCをウォレット「bc1q」に、さらに1000BTCをウォレット「139p」に送信した。

ドイツ政府のウォレットは、2024年2月から約5万BTCを保有していたが、6月中旬にビットコインの売却を開始した。これらの資金は、海賊版映画サイトMovie2kから押収されたものだ。
ビットコインは底を打ったか?
ドイツ政府のビットコイン売却の終了は、ビットコインが局所的な底を見つけるのに役立つ可能性がある。
例えば、仮想通貨アナリスト、ムスタッシュ氏によると、ワイコフ法を使用したテクニカル分析は、潜在的な底打ちと6万ドルの心理的レベルを超える回復を示唆している。
ムスタッシュ氏は7月11日のX投稿で「私は、ビットコインが非常に近いうちに6万ドルを再び超えると考えている」と書いた。

コインベースプレミアムなど他の指標も局所的な底打ちを示しており、仮想通貨トレーダーのマーティ・パーティ氏は、7月11日のX投稿で以下のチャートを共有した。

コインベースプレミアムは、主に米国の投資家が使用するコインベースとバイナンスでのビットコインの価格差を測定する。このプレミアムは、世界に対する米国のビットコイン需要を示している。
ただビットコイン価格はさらなる弱気の勢いを止めるために5万6750ドル以上を維持する必要がある。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。