ビットコインは4万ドル割れ　バイナンスでは大量の買い注文も

1月25日のウォール街での取引が開始されると、ビットコイン（BTC）は4万ドルを下回り、「かなり重要な」サポートを試す動きとなった。

トレーディングビューのデータによると、米国での取引開始は活気を欠き、BTC/USDは失地を取り戻すことができなかった。

ビットコインは下落に直面したが、これは現物型ビットコイン上場投資信託（ETF）を理由とするものだった。

これらのETFは取引3週目に入っている。グレースケール・ビットコイン・トラスト（GBTC）からの流出は、その日に約1万3000BTCで、これは以前よりわずかに少なかった。

「良いニュースは、最終的にこの流出は鈍化し、枯渇するだろうが、多数が消えるまでには数週間かかるだろう」と、人気トレーダーのDaan Crypto Trades氏はX（旧ツイッター）で述べた。

ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジェームス・セイファート氏の数字を参照し、彼は1月24日がETFの1日の流出額がこれまでに最大となり、約1億6000万ドルに達した。

Today's #Bitcoin Sent to out by $GBTC/Grayscale comes out to be ~13K $BTC or ~520$M worth.

Decrease from yesterday but overall still high.

The upside is that eventually this will slow down and run out but it will take some more weeks until the majority is gone.

Other ETFs… https://t.co/J4go81tTPP pic.twitter.com/PeAYDTtQuu

— Daan Crypto Trades (@DaanCrypto) January 25, 2024

「良いニュース：GBTCの流出は減少傾向にある。悪いニュース：ナインズ（他のETF）も同様だ」と、ブルームバーグアナリスト、エリック・バルチュナス氏は続けた。「これにより、私たちは総ネットフローは＋8億2400万ドルになる。また、ARKBとBITBが5億ドルを超えるのは注目に値する。通常のローンチで初月にこれを達成するのは、ブロックバスターレベルの成功と見なされる」。

バイナンスのオーダーブックの状況

世界最大の仮想通貨取引所バイナンスのBTC/USDTのオーダーブックの状況を分析すると、トレーディングリソースのマテリアルインジケーターズは、さらなる下落から強気派を救う可能性があるものを探っている。

現物価格の直下にある領域の買い注文流動性は、過去3年間で観測された中で最大級だったことが明らかになった。

「価格に近い大きな流動性ブロックがある場合、価格は通常反転する傾向があり、これは抵抗と同じで、両方向で機能する。時にはここで価格が固まることもある」と、キース・アラン氏はXのビデオで説明した。

アラン氏は、ETFが「騒音」を生んでいるとしながらも、その流動性の規模は過小評価できないと付け加えた。「それにもかかわらず、私たちは価格の直下に重要な買い注文の流動性ブロックを見ている」と彼は述べた。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。