今週のビットコイン(BTC)価格は9,600ドルのレジスタンスを突破できずに苦戦している。記事執筆時点では、BTCは9400ドルがサポートになろうとしている。

出典: Coin360

テクニカル分析によれば、9,270ドルが強力なサポートになる。もしビットコインがここを下抜けることになれば、急激な引き戻しが発生する可能性がある。

多くのトレーダーは、9,000ドルと9,270ドルが買い手にとっては最後の防衛ラインになるとみており、ここを防衛することは8,000ドル台への下落を防ぐために重要となる。

9,270ドルを下抜けたらどうなるか?

過去24時間、ビットコイン価格は9,400ドルから9,240ドルへの急落で、9270ドルを下抜けようとした。しかし、9,240ドルに達した直後、BTCは9,450ドルまで急反発している。

出典: TradingView.com  9,270ドルが強力なサポートに

6月11日以降、ビットコインは基本的に同じレンジ内にあり、9,200ドルの範囲が重要なサポートとして機能している。BTCは過去8日間に1度、9,000ドルまで下落したが、5月と比較するとボラティリティが低い状況となっている。

6月前半のボラティリティの欠如は、9,270ドルが防衛ラインとなっていることに起因する可能性がある。弱気派はBTCを8,000ドル台に引き下げようと試みているが、ビットメックとOKExのデータを見ると、9,000ドルから9,200ドルにかけて大量の注文があり、強気派がここを積極的に防衛しようとしていることがわかる。

6月18日、ビットコイントレーダーのエドワード・モラ氏は、ビットメックスだけで9,270ドルから9,350ドルの間に4,000万ドル相当の指値注文があると指摘している

「4,000万ドル以上がビットメックスで9,350~9,270ドルの間で指値注文が積み重ねられている。今のところ、それが撤回されているようには見えない。弱気派がこれを突き崩すにはかなりの努力が必要だろう」

9,000ドル付近での大量の買い注文により、ビットコインは過去数日間で9,000ドルもしくは9,200ドルに達すると、すぐに反発していた。だが短期間に複数回にわたってサポート突破が試みられれば、サポートが弱まる可能性がある。

9,000~9,270ドルのサポートが崩されると、トレーダーはビットコイン市場で急激な引き戻しが発生すると予測している。

仮想通貨トレーダーのサトシフリッパーは、9,200ドルを下抜ければ、短期的には8,600~8,700ドルのサポートまで下落する可能性があると指摘している

出典: TradingView.com BTC/USDT4時間チャート

先物取引所で建玉が構築

出典: Skew BTC先物の建玉

複数の先物取引所での建玉が上昇している。6月26日に満期を迎えるBTCオプションは9億3000万ドルにも上る。特にビットメックスの建玉は6億ドルを超えている。

建玉が高まれるば、短期または長期でのスクイーズの可能性が高まるため、これは重要だ。

したがって、市場は現在、トレーダーがビットコインからの大規模な価格変動を予想する段階であり、次の9億3000万ドル分のBTCオプションの満期により、ビットコインのボラティリティが今後1週間で急増する可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン