あるイギリス人が生まれたばかりの赤ちゃんの教育費をビットコインで寄付してほしいと新聞広告を通じて呼びかけたところ、たった2週間で300名以上から約3000ポンド(約42万円)のビットコインの寄付があったと英国大衆紙サンのオンライン版などが報じ話題になっている。
記事によると、新聞広告が掲載されたのは英国の保守系高級紙タイムズ(The Times)の1月12日付けの「アポイントメント」欄での広告。実際に掲載された新聞広告の内容は以下のとおり。
「ビットコイン・ベイビー:2019年1月6日にウィオレッタ(néeWitek)とピーターの娘でフィリップの妹であるイザベラ・アナ・ボールズが誕生。体重は2.2kg。ビットコイン大学基金はこちら:1ZAB5XeKMdvax2S8eZT7GQ6Nj4xjbsw1Y」
掲載から2週間、指定のビットコインの口座に対して、シドニー、オーストラリアなどの海外からも含め、331人から合計1.087ビットコインが寄付されたという。1人あたりの寄付額は約4200円から約4万2000円だったそうだ。
ビットコイン・ベイビーの父親であるピーター・ボールズ氏は、サン紙の記事の中で次のように語った。
「2037年に赤ちゃん(イザベラちゃん)が大学に入学する時に備えて今までにない方法で学費を捻出する方法を欲していました。私はビットコインの持つ希少性がこうした寄付に適していると信じています。今回の出来事は、デジタル通貨が主流になることを示す一つの兆候として見られること、また娘を支援してくれることを期待しています」
英国タブロイド紙であるミラー紙によると、父親のボールズ氏はPR会社のDynamo PR社の共同CEOの1人。「娘の誕生に併せて巧妙なキャンペーンを展開しバズらせることに成功した」と評している。
今回集められた寄付金は、イザベラちゃんが大学に入学する時までは手をつけずにウォレットに保存しておくそうだ。英国では現在3年制の大学で学位を取得するためには1万ポンド(約141万円)の費用がかかると言われている。18年後、1.087ビットコインは、いくらになっているのだろうか?
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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