ビットコインネットワークはブロック高80万をマイニングした。次回のマイニング報酬の半減期まであと4万ブロックが残されている。

80万番目のブロックには3721件の取引が含まれ、1.64メガバイトにまとめられていた。7月24日のビットコイン（BTC）の取引価格は29815ドルであったと、マーケットリサーチャーのディラン・ルクレール氏がツイッターで指摘した。

この節目は、7月24日にソーシャルメディアプラットフォーム全体で広く共有され、ビットコインの支持者や業界の評論家たちは、この節目をネットワークのセキュリティと耐久性の指標として強調した。

ビットコインのブロック高は、ネットワークの最初のブロックであるジェネシスブロックからどれだけのブロックがマイニングされたかを示す。ブロックにはネットワークのマイナーによってトランザクションデータがまとめられている。

この指標は、取引とブロックのネットワークの時系列順序を示し、新たに追加された各ブロックはチェーン内の前のブロックに接続される。これにより、ユーザーは取引が記録された順序を識別できる。

また、ブロック高はビットコインブロックチェーンの不可逆性の指標でもある。チェーンにブロックが追加されるほど、悪意のあるアクターが以前のブロックを改ざんしようとする際の計算能力が大幅に必要となる。

ビットコインネットワークはおおよそ10分ごとに新しいブロックを生成する。ネットワークにハッシュパワーが追加されると、この指標に影響を与え、採掘難易度は2週間ごとに自動的に調整されて均衡を維持する。

ブロック高はまた、新たなブロックをネットワークに追加したマイナーに報酬としてビットコインを与える量を決定する。ビットコインは設計上、約4年または21万ブロックごとにブロック報酬半減イベントが設けられている。

次回の半減イベントは2024年4月に予定されており、ブロック報酬は現在の6.25BTCから3.125BTCに半減する。半減期は歴史的にBTCや広範な仮想通貨市場の主要な価格上昇と一致している。

Countdown to the next Bitcoin halving. Source: Nicehash

次回の半減まで1年未満となり、BTCの価格にはマクロイベントが影響を及ぼしている。2021年に最高値となる69000ドルを記録した後、グローバルアセットマネージャーであるブラックロックとフィデリティからの最新のビットコインETF申請について、アナリストや評論家たちは、ビットコインに対する機関投資家の関心が再び高まっていると推測している。