ビットコイン(BTC)の流動性が変化しており、これは「押し目買い」の機会を得ることを意味しているかもしれない。

Material Scientistが12日に指摘したように、オーダーブックの動きは現在、8月の行動を繰り返している。

強気を後押しするオーダーブック

ビットコインが29,000ドルの安値をつけた後、「ルネッサンス」の月となった8月は、横ばいの9月に入る前に強気の見方が広がっていた。

業界の間で「アップトーバー(OctoberをUptoberともじったもの)」と呼ばれる10月は、オーダーブックのデータが強気のムードを証明している。

マテリアルサイエンティストは、「6万ドルのレジスタンスは、8月以来、価格の20%以内でアスク(売値)とビッド(買値)が入れ替わった」とコメントした。

「もし拒否されたら、最高値への道のりの中で、いい押し目買いの機会になるだろう」

Bitcoin bid/ ask data vs. BTC/USD chart. Source: Material Scientist/ Twitter

言い換えれば、BTC/USDが60,000ドルに近づいたことで、より多くの売り手がBTCの高値(スポット価格の20%以内)を要求しているということだ。

他のユーザーが付け加えているように、ビッドオーダーとアスクオーダーの間のダイバージェンスは、スポット価格のトップとボトムと一致しており、現在のプライスアクションに対する楽観的な見方をさらに強めている。

数ヶ月後のレジスタンスは「重要ではない」

一方、既報のように、アナリストの間では、潜在的な調整がいつ起こるのか、またどこまで広がるのかについて意見が分かれている。

45,000ドルという安値の可能性がある中でも、全体的な売り意欲が不足しているため、ビットコインは史上最高値に向かって上昇すると、投資家は予想する。

トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏は12日、「マクロ的には、BTCはサイクルの第2部に向けて準備している。BTCは史上最高値を更新する前の最後の主要なレジスタンス領域にある」と話した。

「短期的には、この抵抗エリアは重要かもしれない。しかし、数ヶ月後にはそうではなくなるだろう」

BTC/USD buy/ sell levels (Binance) as of Oct. 12. Source: Material Indicators