ビットコインが10日以内に大きく変動する可能性があるという指摘が出ている。

人気ソーシャルメディアトレーダーのHornHairs氏は2月7日、X(旧Twitter)でボリンジャーバンドに基づくシグナルを指摘し、ビットコイン(BTC)が今後10日以内に激しいボラティリティを引き起こす可能性を示した

トレーダーが大きな変動を予測

BTCは過去150日以上、狭いレンジ内で取引されてきたが、チャート指標に変化の兆しが見え始めている。

ボリンジャーバンドで一般的に用いられる3つの標準偏差バンド間の差を測定するボリンジャーバンド幅(BBW)は、過去にBTC/USDの「大幅な変動」と一致する低水準に達している。

BBWが現在のような低水準になることは稀であり、過去に発生した際は、いずれもBTC価格の急激な「収縮」を招いている。しかし、問題は方向性が不明確であることだ。

HornHairs氏は、チャートと共に「BTCは10日以内に大きく動く可能性が高い」とコメントした。

今こそ、上昇にも下降にも備える計画を立てるべき時だ。急騰や急落に慌てふためかないように、計画を立てておこう。それはもうすぐ起こるはずだ。

BTC/USD chart with Bollinger Band Width (BBW) indicator. Source: HornHairs/X

ボリンジャーバンド指標は過去数ヶ月、バンド幅が過去稀に見るほど狭くなるなど、変動期を示唆するシグナルを繰り返し発していた。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、日足ベースのBTC/USDは現在、中心線と上限線の間の領域で推移しており、新たな方向性を模索している状況だ。

BTC/USD 1-day chart with Bollinger Bands, Bollinger Bands Width (BBW). Source: TradingView

半減期をめぐる価格動向は?

既報のように、2024年4月に予定されている半減期を前に、BTC/USDの低迷に対する失望感が高まっている。

ビットコイン価格の予測は、半減期前に6万ドルを超えると強気な見方から、年内までには新たな価格発見があるという慎重な見方まで様々だ。

一方、米国の地域銀行セクターを中心としたマクロ経済の不安定性から、3万ドルを下限とする弱気な予測もある。