著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円相場は391,888円(5.68%)安の6,506,790円。対ドルでは節目の60,000ドル(≒685.5万円)はおろか、「最後の砦」と指摘した58,000ドル(≒662.7万円)をも割り込み、終値は56,898ドルとおよそ5週間ぶりの安値となった。

60,000ドルを巡り方向感に欠ける展開となっていたBTC相場だったが、昨日の東京時間は61,000ドル(≒697万円)にタッチすると反落し再び60,000ドルを割り込んだ。海外時間に入ると欧州株の下落を眺めBTCもジリ安、NYには米株の下落も相場の重石となり、59,000ドル(≒674万円)、58,000ドル(≒662.7万円)を割り込むと、一気に下げ足を速め56,600ドル台(≒646.7万円)まで安値を広げた。

その後は、米株の反発やドルの反落もありBTCは切り返したが、58,000ドル周辺のエリアがレジスタンスに転じ、NY引け後からは戻り売りが入り、NY時間の安値まで再び押している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。