著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

14日のビットコイン(BTC)対円相場の終値は5.5万円高(+ 5.56%)の105.1万円と3日続伸。日本時間13日午後10時から行われた米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を前に相場は95万円から上昇を始めた。マイナスの政策金利についての言及が注目された同講演だったが、パウエル議長は従前同様にマイナス金利導入を否定。しかし、コロナショックの経済への影響が長期化するとの見解が株価を押し下げた一方で、追加財政出動の可能性が言及されたことが金やBTCの支援材料となり、この日のBTCは100万円にタッチした。14日の相場も、東京時間から中盤の欧州市場まで上げ一本調子で106万円まで戻したが、対ドルで心理的節目の1万ドルにタッチし、週明けに1200ドルほどギャップダウンして寄り付いたシカゴマーケンタイル取引所(CME)の期近BTC先物が窓埋めを完了すると、目標達成感から相場は押し返された。NY時間の相場は102万円で下げ止まり、足元、安値を切り上げつつ高値圏で揉み合っている。

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