著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

17日のビットコイン(BTC)対円相場は45,632円(1.07%)安の4,208,466円と三日続落。今週は一時、200日移動平均線付近まで戻したビットコインだったが、テクニカル的な節目を背に足元では上値を重くしている。

東京時間のこの日の相場は自律反発の様相で424万円から弱々しくも437万円台に戻した。この日の未明に終えた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の引き上げ予想が2023年中に2回と前倒しになったことと、会合後の記者会見でテーパリングについて目標の進捗を議論したとパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が明かしたことでビットコインはやや弱含んだものの、今回はタカ派な結果は概ね織り込み済みで下げ幅は極めて限定的だった。

一方、欧州時間に入ると相場は一変して反落。米時間には米株の下落も相場の重石となりこの日のマイナス圏に沈んだ。ただ、相場は1時間足の200本移動平均線(≒417万円)で下げ止まり、足元、420万円台に戻している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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