著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
9日のビットコイン(BTC)対円相場は8,122円安(- 0.76%)の1,054,872円と、週明けからのドル安・円高の進行が重石となり2日続落したが、104万円〜107万円の極めて狭いレンジ内での攻防が続いている。この日の相場は、東京時間の序盤に騙し上げのような値動きで一時乱高下するも、その後は104万円から105万円台前半での鈍い値動きで続き様子見ムードが広がった。昨日は、米株式市場の下落を受けた金相場の上昇が見られたが、BTC相場の反応は薄く、今朝方に英ロンドンの投資信託会社がドイツ取引所傘下のXetraにビットコインETP(上場投資商品)の上場を予定しているとの発表に僅かに反応するも、戻りは限定的だった。