著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

15日のビットコイン(BTC)対円相場は107,872円(2.99%)安と4日続落し、終値は先月26日ぶりに節目の360万円を割り込み3,502,378円となった。Wisdom Treeのビットコイン上場投資信託(ETF)承認判断が延期されたことや、日経平均株価の下落を受け、東京時間のこの日の相場は33,000ドル(≒363万円)絡みで反落し、360万円を割り込んだ。欧州時間には、イタリアの証券取引規制当局がバイナンスに対して国内サービスを提供する権限がないと警告を発したことが嫌気され、350万円まで一段安。米時間に入ると株価の下落がさらに相場の重石となり、一時、343万円まで安値を広げたが、引けにかけて米株が戻すと、ビットコインも切り返し米時間の下げ幅をほぼ掻き消した。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。