著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

26日のビットコイン(BTC)対円相場は5,928円(0.18%)高の3,362,201円とほぼ変わらず。テクニカル的に更なる下値リスクが懸念される一方、決定的な弱材料にも乏しく、本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を前に、直近の相場は方向感を示せずにいる。

前日のBTC相場は上値を試す展開を演じるも、21日に下方ブレイクした三角持ち合いの下辺で跳ね返され反落。昨日もNY市場まで概ね上値の重い展開が続き、一時320万円まで押し、対ドルでは節目31,000ドルを割り込んだが、外為市場での広範なドル売りが相場の支えとなり同水準から切り返すと、今朝方にはプラス圏に浮上し340万円まで戻す場面もあった。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。